機械部品に、こんな形のセラミックスが使われていました。材質は、ステアタイトって書いてありました。
ネジ穴がありますけど、セラミックスでこんな加工できるんですか?
ヘリサート加工じゃな。セラミックスは、生材(グリーン材)の時点での加工と、硬くなってからの加工(焼結後)と2種類あるんじゃが、セライズは、その両方とも出来るから、複雑な形の加工が可能なのじゃ!
絶縁ならお任せ。安くて加工しやすいのも強み。
セラミックスの生材(グリーン材)の加工は、柔らかくて加工しやすい反面、焼結の際に収縮するために精度のコントロールにノウハウが必要です。
ヘリサート加工をするには、グリーン材から加工するしかない!これには焼結後のねじピッチの寸法精度を考慮した加工が必要だから、難しいのじゃ。
絶縁+断熱の特徴のあるステアタイトにねじ止めが出来るなんて!金属部品にもくっつけられるね!
セラミックスの特性と、加工後の部品形状でさらに付加価値を付けられるんだね。すごいや、とっくり部長!